プロフェッショナルに学ぶ「アイデア発想法」「プレッシャー克服法」「やる気を出す方法」

NHKプロフェッショナルっておもしろいですよね。
HDDレコーダーをあさってたら去年の10月に放送した
100回記念「プロに学べ!脳活用スペシャル」が録画してあって、久しぶりに見返したりしてました。


この回は、過去のプロフェッショナルの行動を茂木健一郎が振り返り、その特徴に注目するというものなんですが、
当たり前ながらもよく忘れてしまうテクニックがあげられていたので、その内容をちょっとまとめてみました。

よいアイデアが浮かぶようにするには「寝る」
  • イデアをひらめくとは「これまでの経験や知識を組み合わせて新たな発想を生み出すこと」
  • これまでの経験は側頭葉に整理されていない状態で貯まっている
  • 寝ているときに整理され、アイデアが生まれやすくなる
  • 「迷ったら寝る」「15分でも寝た方がいい」
  • ただし、ただ寝ればいいというわけではない
  • 「とことん考えてから寝る」
  • そのことばかりを考え抜いて、脳が疲れ切った状態で寝るといい


考え事をするときは場所を選ぶ

  • プロフェッショナルは「自分だけのアイデアが浮かびやすい場所」を持っていた
  • タクシーの中、飛行機の中、風呂場など
  • 共通ポイントは「脳が外からの情報に邪魔されない場所」「情報はある程度入ってくるが気にしなくていい場所」
  • ひらめき、発想はある程度情報を遮断した、自分の内側に目を向けられる中で生まれる
プレッシャーを克服するには「笑う」
  • 苦しいときもあえて笑う
  • 人工的にしかめっ面、または笑顔を作って同じマンガを読んでもらう実験をした
  • 強制的に笑顔を作った方がマンガの内容に対して高評価だった
  • 口角をあげるだけでポジティブになれる(エンボディメントというらしい)
  • 楽しいから笑う、だけでなく、笑うから楽しくなる、というやつ


いざ本番というときのプレッシャーは、いつもと同じ事をしながらスイッチを入れる

  • イチローが打席に入る前にいつも同じ所作をするアレ
  • 儀式のように同じ事を正確に行いながら意識を集中させる
  • 大事なのは「体を動かすこと」
  • 脳の意識を意識するだけで変えるのは難しいが、体の交感神経を活用することで意識的に切り替えることができる
  • 体のテンションに脳のテンションを追随させる
やる気を出すには「目標」と「報酬」に注目する
  • やる気とは、「目標」を成し遂げ、達成感やお金などの「報酬」を得ようとする欲求のこと
  • やる気がないのはどちらかに問題がある


目標が無い場合は「あこがれの人を持つ」

  • あこがれの人を目標にすることでモチベーションをあげられる
  • 身近な人にあこがれの人がいないときは、「身近な人のいいところ」を探す
  • 脳は自分の選んだ情報のみを処理する
  • なので、人と会うときは、その人の良いところを見つけるようにした方がいい
  • 脳には相手の動作を見たとき、あたかもその動作を自分がしたかのように思う「ミラーニューロン」がある
  • あこがれの人の動きを追い続けることで、知らないうちに自分も似たような動きをするようになる


報酬がない場合は「小さな成功体験を大切にする」

  • 人は成功体験を通してしかやる気が起きない
  • たとえ小さな成功でも脳の中でドーパミンが出る
  • 苦しみを乗り越えても快感が待っているとわかっていれば、脳はやる気を出して取り組む
おまけ「創造的な先延ばし」
  • やろうと思っていることを先延ばししてしまうのは創造的なことが多い
  • なんとなくダラダラしていても、何もしていないようで脳は細かく整理していたりする
  • だからダラダラしてしまっても、あんま気にしなくていい

たくさんブクマされてるこちらも。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090413-00000301-president-bus_all