視野を広げるの話

小学生の頃、自分の活動範囲って、せいぜい家庭と学校ぐらいで、
小学校の教室だけが、「自分の世界すべて」みたいなところがあったと思うんですよ。
たかだか数十人の人間関係で困ったりして、
だけど、自分にとっての世界は教室だけだから、抜け出すわけにもいかなくて、
悩んじゃったり、とかね。


それが大人になるまでの間に、いろんな世界を見てくるわけです。
世界っていうか、コミュニティっていうか、生き方っていうか。
だから今となっては「学校に行くだけが人生じゃないだろ」って言えちゃったりすると思うんです。


いろんなことを見聞きして、視野が広がってると、
たくさんの方法で物事を捉えられるようになると思うんです。
単に「逃げ出す」という選択肢を思い浮かぶようになる、ってだけじゃなくて、
「こういうやり方があるのかー」とか、「こんなに素直に生きていいのかー」みたいに、
きっと自分にプラスになると、オレは思っているのです。

大人になっても

で、子どもから大人になるのはいいんですが、
大人になってからも視野が広がってるかどうか、って思ったりします。


やー、
大人になるまでに、いろんなもの見てきて、
なまじ、そういうことで培った価値観で毎日をやりくりできちゃうから、
「今さら、視野広げるのー?」みたくなっちゃうじゃないですか。
「だるいっすわー」的な。


それは確かにそうだけど、でも今でも、
新しい仕事を任されたときとか、
新しく人と知り合ったときとか、
初めてコンサートに行ったときとか、
今まで自分の中になかったものに触れたとき、きっと興奮を感じたりしていると思うんです。


そんなことあった日の帰り道なんて、いろいろ考えちゃったりしてさ。
「こういう世界があるなら、自分は…」みたいな感じで。
オレだけですかね(笑)
だから、オレは人に会ったり、行ったことない場所に行くのが好きなんですけどね。

ということで

人と会う機会は逃さない。
新しいことに出くわすチャンスを断らない。
やったことないことはやってみる。
話には聞いていることでも、実際に体験してみる。
憧れているものは、早く味わってみる。


てな感じで、「新しいものに触れて視野を広げていく」ってことを、
積極的にやってもいいんじゃないかなーって思ったりします。
触れてみて、別に得るものがなくてもいいですしね。
話のネタぐらいにはなりますって。




「会いたいなー」って思っている人がいたら、会ってみるといいし、
「行きたいなー」って思っている場所があったら、この夏にでも行ったほうがいい。


実際見てみたら思い描いていたのと全然違って、がっかりするかもしれないけど、
ちゃんと現実が見えたおかげで、「だったら…」と新しく思いつくことって、案外あったりすると思うのです。
でもって、新しく知ったおかげで、いつもの毎日に活かせることも、
案外あったりすると思うのです。