恋愛なんてお互い様。

非モテ、おおいに恋愛を語るの巻。


前回の記事のコメントで

美人が凄いのではなくルックスで女を選んでいることを棚に上げて「男は顔だけじゃない」などと言っているダブルスタンダードの男の醜い心が透けて見えるからスルーされているってことに気づかない男のニブさが凄い
同じシチュエーションで男と女を入れ替えてみ!やってることは一緒だから。考えてることは男も女も一緒!!
というのがあったんですが、そうそうそう!まさにその通りなんだよなー、これが。


前回の記事で美人の行動を言ってたオレは、
裏を返せばその美人を目で追っていたわけで。
てことは、そうでない女性の方達を視界からはずしていたわけなのです。


だから、「そのスルーっぷりはすごい」と言いつつも、
きっと同じ事を自分もしているんだよなー、って気づくんです。
美人ではない子の話は半分程度にしか聞いてなかったり、
ぞんざいに扱った態度をとったりと、
ねぇ、まったく何を偉そうに。
「オレ、何様だよ」って自分で突っ込みたくもなる。

考えが先走って動けなかった頃

以前、大学のクラスで飲むときとか、研究室で飲むときとか、
いわゆる「合コン」とまで行かない雰囲気ながらも女性と飲むようなとき、
隣に座った人に話しかけられずにいました。
ちょっと好きだった人なんですけどね。


それは、自分に自信がなかったから、というのが一番ですが、
その次ぐらいに、
「もし、下心を持って話しかけるというのなら、行き着くところまで行く覚悟がないとダメだ」
みたいに思ってたところがあります。


その人のことが好きで話しかけるというのなら、
ちゃんと付き合う気じゃないといけない、っていうね。
不誠実にはなりたくない!みたいな。


まあ、若いというか青いときの話(笑)
何をそんなに思い詰めていたんだっていう、そんな話です。
そんなことがあったのです。

相手がやっていることは、自分もやっている。

話は思いっきり変わります。
例えば、の話。


合コンに行った、すると女性が隣に座った。
よく笑顔になる、物腰も柔らかい、「すごいですねー」って言ってくれる、
上目遣いで話してくる、結構密着してきたりもする。


すると男はバカだから「これって脈あるんじゃね!?」って思ったりする。
いわんや非モテをや。
で、がんばって「今度2人で会わない?」って誘った。OKをもらった。


最初のデートは楽しく過ごせた。向こうも楽しかったと思う。
その夜電話した、すると相手から「また会いたいね」って誘われた。


すると男はバカだから「これは風が吹いたんじゃね!?」って思ったりする。
ちょっと舞い上がって「いや、でもオレから告白すべきか」とかくだらんことを考えたりする。


で、2回目のデートの別れ際、告白する。すると、
「ごめん、あなたのことをそういうふうには思えないの…」って断られるという、
そんな例え話。




こういうことがあると、まず「ええー…、ええーーー!?」ってなる。
「なんで、なんで? え、オレの勘違い? でも、あれだけいい雰囲気だったのに」ってなると思う。
もしかしたら「裏切ったな。ボクの気持ちを裏切ったな!」ってなるかもしれない。


なんてことはなくて、彼女は何回か会ったり電話したりしながら、
「この人はどういう人なんだろう?」と見定めてただけに過ぎないのだ。
別に1度や2度デートしたぐらいでOKなわけないじゃないか。はははのは。
まぁ、そういう話をすると「人を値踏みするなんて、やな女だな」って言われたりもするんだけど。


でも、彼女が自分を(悪い言い方だけど)値踏みしていたように
自分もきっと相手を値踏みしている。
「この人は自分の本音を話してくれる人だろうか」とか
「相手を思いやれる人だろうか、それとも、かまってかまっての人だろうか」とか、
「胸は小さいだろうか」とか、
「オレはショートヘアが好きなのだが」とか、
そりゃあもう、結構失礼なことを考えていたりするのです。
(オレだけかな…。身の程知らずですね。ホントごめんなさい)




だからね、
自分だって同じことをしているんだから、相手ばかり責められないだろうと。
合コンの美人がオレを無視したのも同じ事でさ、
そりゃ、やっぱり誰だって「少しでも理想に近い人を」求めるのは当たり前のことだと思うから。


ということで、「恋愛はお互い様」だと思ってるんです。

変に卑屈にならないでも

そういうことがわかってから、
なんというか、「ああ、女の人も人間なんだな」って思うようになった。
彼氏が欲しいし、ひとりは寂しいし、褒められれば嬉しい、自分と同じ人間なんだなと。


そうしたら大学の頃よりも隣に座る人に話しかけられるようになった。
誘ってもいいんだって思えるようになった。
ものすごく誤解を恐れずに言うなら、
「何度かデートをして、相性を確認してもいいんだ。誠意を尽くしすぎなくていいんだ」って
重くならずに考えられるようになった。


※ただ、ここは超強調するけど、「話しかけられる」からと言って、「誘える」わけではない。
 そんなんでうまくいったら苦労してねぇ。




だからその、ここだけは「良い意味で」とってもらえると嬉しいんだけど、
お互い様なんだから恋愛に変な遠慮はいらないと思うのです。
相手がやるように、自分も自由にやればいいと思う。
打算的にやってもいいし、「いやいやオレはあえてのマメ男で」ってのもいいし。
ただ「自分はこんなに○○したのにー!」はお門違い。


でもって、矛盾しているようだけど、
自分だって相手に迷惑かけたり、イヤな思いをさせることがあるんだから、
相手がそういう態度をとったって目くじら立てるもんじゃないとも思う。


おたがいさまじゃないか。

長男トークの補足

前回の記事で、ぺろっと書いた「弟さん」テクニックは、
知り合いの女性から聞いて「へぇ」と思ったので書いたのです。
予想以上に反応があってびっくりしました。


でも、きっと
そういう狙いで言う人もいるし、
ただの話題作りで言う人もいるし、
ってぐらいの話だと思うのです。そんな程度の感覚かな、と。


だから、「弟さんいそう」と言われて、
「むむっ! 長男かどうか気にしているぞ」なんて考えるのはいかがなものかと思います。


そんな腹の探り合いし始めたら、何もかもつまらなくなってしまうし、
きっと相手の腹を探ったところで、
バファリンの半分側しか見つからないですよ。