ニコニコ動画のいいところは、金の匂いを消し去った中で純粋なクリエイター魂を見られるところだ

物を作り出せる人を尊敬しています。
動画でも音楽でも料理でも、プログラムでも。


このエントリーのコメントやはてブコメントを見ていて、
個人的にニコニコ動画に対して思っていることを書きたくなった。
404 Blog Not Found:ニコニ考 - ニコニコ動画が正しい二つの理由


最近、ニコニコ動画にはプロ(と思われる人含む)の投稿作品が増えてきたような気がします。
描いてみたカテゴリでは、
イラスト系プロの投稿作品が再生5秒後には「何やってるんすか、○○さん」と突っ込まれていたり、
演奏してみたカテゴリでは、
初音ミクがらみの動画に「ひょっとして○○か…?」とコメントされていたり。
まぁ以前から「これはこれで飯食べている人の仕事だろ」というOPアニメーションMADがあったりもしてましたが。


さよなら絶望先生のNEO含め、プロの方達もニコニコ動画を見ているのは明白です。
でもって、(おそらく)好意的に受け止めている。
それはニコニコ動画が、
純粋なクリエイター魂を思い出させてくれる雰囲気を持っているからなんじゃないかなと思うんです。


人がなにかをクリエイトするときって、
「もっと良い物を作りたい」という気持ちと同時に
「すごいって言われたい、賞賛されたい」という気持ちがあると思います。
それはきっとプロだって一緒で、
いや、もしかしたらプロの方が強いのかもしれません。


ですが、プロとしてやっていくなら「良い物」であると同時に「売れる物」を作らないといけない。
「作品」を作っていたのに、いつのまにか「商品」を作っている。
作品作りに没頭したいのに、いつのまにか政治的なハンドリングばかりしている。
結構、そういうもやもやを抱えているクリエイターって多いんじゃないだろうか。




ニコニコ動画のいいところは、「お金の匂い」という要素が徹底的にないことです。
作品が、作品のままでいられる。
だから、動画を見る方も「金儲けのためだろ」とかしょうもないことを考えずに済む。
純粋に、作品を見て感じたことを言ってあげられる。


作り手にしてみれば、いくら再生されても1円も儲からない。
(まぁ、Perfumeみたいに、結果、売れることはあるけれど)
だけどもコメントをもらうことができる。
「すげー」と言ってもらえる。
他の誰かがアップした動画を見て、「自分ならこうする!」と刺激されて、カッとなって動画作っちゃったりする。
もう、これってさ、むちゃむちゃクリエイター冥利に尽きることなんじゃないかと思うんだよ。
「絵を描きたい」「動画を作りたい」と思い始めた原点って、こういう気持ちだったんじゃないですかね。
誰でも。




そんな、誰でももっている「認められたい欲」を
雑念なく満たしてくれるのがニコニコ動画のいいところだと思ってます。
そういうサイトは昔からいろいろとあったんだけど、
「動画」と「コメント」というテクノロジーによって、可能性がぐっと広がったと思うのだ。


※個人的に「描いている課程を見せられる」というのは新ジャンルだと思う。
 課程もまた、作り手にとっては自慢したい部分だろうし。
※あと、好きなタイミングでコメントが入れられるというのもいい。
 動画が始まってから終わるまで、全箇所にツッコミを入れられるなんて画期的。




ブログのコメント欄等で、版権物の問題を指摘しているのがあったけど、
少なくとも自分は版権物が見られることよりも、クリエイターの意地が見られることが楽しい。
また、弾さんは100%受け手の立場として
『視聴者が「念じる」と、早ければ24時間以内にそれがうpされる』と、
まるで自動的に動画ができあがるように書かれていたけれど、
そこにはプロ・アマ・初心者含め、クリエイターの思いが詰まっているんだという
「発信者としての思い」もあるんだと思いますよーと思って書いてみた。




ということで自分は、「ぬるいコミュニティ」と言われようとなんだろうと、
動画の最後には「GJ」とコメントするし、
きれいな音楽には☆段幕を飛ばしてあげようと思っているんだな。